個人事業主から会社を設立するメリット・デメリット
大企業のサラリーマンといえども安定した雇用が約束されているとは言い難い昨今、独立して事業を始めることを考えておられる方も多いのではないでしょうか。独立すると一言で言ってもビジネスの始め方には複数の方法が存在します。
多くの方が起業と言ってイメージされるのは、株式会社のような法人を設立する形ではないでしょうか。しかし、起業を思い立ってすぐに法人を設立することには大きなリスクが伴います。そのため、専門家の意見を聞きながら、しっかりと準備を進めることが必要です。
一方で、ビジネスによっては法人でなくても問題なく起業することができる分野もあります。デザイナーや小売業などは、個人で活躍している方が多く、法人でないことがビジネスの障壁になりずらい代表的な職種でしょう。
むしろ、法人でなければ難しいという場合を除き、はじめての起業は個人事業からはじめてみることが良いという見方もできます。
というのも、個人事業主から事業をはじめることで、小さなリスクで税金対策や事業経営の「いろは」を習得することができます。そして、事業規模が大きくなり、人手が必要となったタイミングで会社を設立すれば、ビジネスを成功へと導くことができる可能性がグッと高まるのです。もしその段階で、自分が想定しているビジネスが発展する見込みが低いと感じられたのであれば、別のビジネスを模索すれば良いですし、借金を負うといったリスクを軽減することができます。
起業をお考えの際は、法人を設立しなければならないという固定観念を取り払い、個人事業主という選択肢も検討されてはいかがでしょうか。
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